FOMA F900iT の
購入 の動機になったのはもう1つある。Outlook
とのデータシンクロソフト の存在だ。Outlook との同期において、富士通製の端末は他より優れている。Outlook の予定表と連絡先を持ち歩くために
Pocket PC を買っている身としては、携帯でそれができるなら少しくらい筐体が大きくても許せる。2台持ち歩くよりはずっとよい。
この手の同期ソフトは以前に携帯 EDDY
を試したが、電話帳をめちゃくちゃにされて1度使っただけでお蔵入りとなった。それ以来避けてきたが、そもそもはまったく異なる複数機種に対応するところに無理がある気がするので、富士通製で富士通の端末にしか対応しないソフトならしっかりしているだろうと期待した。
結論から言うと、満足度は高い。一部不具合はあるが、
- FOMA 側の電話帳も Outlook の連絡先も壊さない
- 同期後に書き込む前に書き込み内容を確認できるので安心
- 片方向、双方向など同期のオプションが多彩
といった基本的な設計方針の部分がしっかりしている。この手の同期ソフトはえてして思ったとおりに同期が取れず、予想しない方向にデータをいじられて使ったことを後悔するものだが、書き込み前に確認して気に入らなければキャンセルできる点がありがたい。また片方向、双方向など同期のオプションが多彩なので、最初にマージ
オプションで重複がありながらも両方をマージした連絡先を作り、Outlook 側で整理してから片方向同期すればかなり精度が上がる。それでも不具合としては
- お店など、会社名しか入っていない連絡先は、FOMA で名前が空になる
- 配布リストを FOMA に空っぽのエントリーとしてコピーする
- ふりがなにナカグロなどの記号が入っていると、FOMA にコピーした後さらに次の同期で Outlook にコピーしようとする
- ふりがなに、ひらがな、カタカナ、半角カタカナなどを混ぜて使っていると、FOMA にコピーした後さらに次の同期で Outlook
にコピーしようとする
- メールアドレスに Exchange のメールアドレスが入っていると FOMA に X400
形式でコピーされてしまいメールが送れないアドレスになる
などなど、けして少なくないが、確認、キャンセルしながら一度丹念に整理をすれば同期に使える連絡先一覧が仕上がる。どうにも回避できないのは最後の不具合くらいである。幸い
Exchange 形式のメールアドレスは多くはないので、これは致命傷にはならないが、Exchange
のメールアドレスが多い人にとってはちょっと致命傷かもしれない。
とりあえず整理をなんとか行いきちんと同期できるようになったので、これで Pocket PC を持ち歩かなくて済むかもしれない。これはかなり嬉しい。
Bluetooth の使い勝手は、いろいろ不思議なところもある。マルチペアリングで一度 PC のヘッドセットとして使った後、FOMA
につなぎなおす方法がよく分からない。なんとなく戻っていたり。マルチペアリングは特にそのソフト面においてまだまだ練りが足りない感じがする。ケーブルをつなぎ直すくらいに明確につなぎなおしができればと思うのだが、どうもそういう風にはなっていないようだ。普及が遅れた分投資ができていないのかもしれないが、こんなペースで使えるものに仕上がっていくのかどうか、ちょっと不透明だ。Bluetooth
SIG の使用の練りが不足している気がする。Intel はこの辺は得意だと思うので、後発の Wireless USB
とどのように切磋琢磨していくのか、楽しみでもある。
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