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2004.01.31

64ビットとx86 everywhere

最近になって64ビットPCが必要になる場面が増えてきた。そのほとんどはメモリ容量の問題だ。今の32ビットx86ではプロセスあたりのメモリ空間が4GBに制限される。このうち1~2GBをOSが使うので、アプリが使えるのは2~3GBだ。大きなシステムのDBサーバーとしてはこれは心もとない。
だがItaniumを採用する気にはならない。AMDのx86 everywhereに強く惹かれる。Itaniumは将来おそらく、Intelの失敗の一つとしてリストアップされるだろう。8ビットから16ビット、そして32ビットへ遷移する時も、RISCが激しく追撃してきた時も、Intelが勝つことができたのはx86に固執したからだ。Intelはそれを忘れ、64ビットではItanium、組み込みではXScaleと3つのアーキテクチャラインを出している。
AMDはIntelのこの失敗を冷静に見据え、64ビットから携帯・組み込みまでx86アーキテクチャにする、という「x86 everywhere」戦略を取った。Opteronの今の成功はこの戦略が正しいことを示している。
しかしIntelは今までの失敗の時にもあったように、社内的には複数の選択肢を平行で開発しているのだろう。そしてどこかの時点で64ビットx86を出してくると思っていた。それが遅ければ遅いほど、AMDにとっては逆転のチャンスだ。
しかしそれは私が思っていたより早そうだ。インテル、64ビット戦略を変更--新「CT」チップでOpteronに対抗 の記事では、Intel製の64ビットx86を2月半ばにも公開するらしい。チップのリリース時期はおそらくその発表を待たなければならないが、今年の後半には64ビットの開発環境が揃う。Windows がItanimumとOpteronで走り、.NET Framework の64ビット版もリリースされる。それに間に合うなら、このCTチップはOpteronの強敵となろう。
それに間に合わないとなると、最初の数年はItaniumが大幅に落ち込み、Opteronの独り舞台となるように思える。
上の記事では、Itanimum対CTとなっているが、その図はありえないと思う。Itanimumには将来はない。Opteron対CTになるだろう。そしてそれはIntelの初動ミスにより、32ビットのIntel対AMDとは逆の図になるかもしれない。

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Win32 API と .NET Framework の置き換えマップ

3年前、.NET を始めたころに Win32 API と .NET Framework の置き換えマップ があれば、と思っていたが、MSDN で公開された。英語だが、API のリストなので十分だろう。
.NET をこれから始める人には役立つのではないだろうか。.NET は java と比べてもクラスの数が格段に多い。とっかかりで一番困るのは「~をやるのにどのクラスを使えばいいか」ということだろう。Win32 に慣れている人なら、このマップで探せるだろう。

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2004.01.29

Windows キーと ThinkPad

IBM のタブレットPC の写真を見たら、LG と共同開発のせいか、どうも ThinkPad キーボードではないらしい。ThinkPad キーボードでない IBM のノートに意味があるのだろうか、と思うくらい、ThinkPad のキーボードはすばらしいと思う。ノート PC を買うたびに、キーボードで選ぶか、他のファクターで選ぶか迷う。キーボードで選ぶなら ThinkPad。でもこのタブレットPCはだめかも。。。
ちなみに ThinkPad のキーボードにひとつだけ不満がある。Windows キーがない。
人に言うと、「Windows キーなんて使わない」と言われる。スタートメニューを出すために使ったことはないが、ショートカットを覚えるとこれが意外に使えて、かつ意外にみんな知らない。よく使うのは

  • Win + R―[ファイル名を指定して実行] を開く。

  • Win + D―デスクトップを表示する。

  • Win + E―マイ コンピュータを開く。

  • Win + L―コンピュータをロックする(ユーザーを切り替える)。

1日に1回は使う。プロ指向のノートである ThinkPad が Windows キーを実装してくれないのは非常に残念。

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2004.01.28

MS-IME のナチュラルインプット

MS-IME 2000あたりから、Office と組み合わせて使う時には「IMEスタンダード」と「ナチュラル インプット」を選べるようになったが、気が付くと変わっていたりしてかなり不快だだった。が、どうもこれは使い方によるらしい。
ネタを先に書いてしまうと、Ctrl + Shift キーで切り替わるようになっている。Outlook で受信トレイを表示するのが Ctrl + Shift + I なので、私にとっては勝手に頻繁に切り替わってしまう。

  1. IME のツールバーを右ボタンでクリックして [設定...] をクリックします。

  2. [基本設定] グループの [キーの設定] ボタンをクリックします。

  3. [入力言語のホット キー] グループの [キー シーケンスの変更] ボタンをクリックします。

  4. [入力言語の切り替え] チェック ボックスをオフにします。

  5. [OK] ボタンを3回クリックしてすべてを閉じます。

これで直る。私にとっては新しいPCを使うたびに必ず一度やらなければいけない設定のひとつ。聞いていると意外にこれで困っている人は多い気がする。

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IBMのTablet PC

IBM の Tablet PC の写真 が出ている。LGと共同開発している模様。
ThinkPad はキーボードがいいし、Bluetooth も標準みたいだからかなり魅力だけど、画面が XGA のようだ。XGA と SXGA+ の違いは大きい。やっぱり 東芝 M200 かなあ。

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2004.01.20

DELL PowerEdge 600SCの盲点

10万円で500GBファイルサーバー で購入した DELL PowerEdge 600SC だが、メモリを増設しておこうと思ったら、なんと今時 ECC メモリだった。新宿周辺ではバルクが手に入らず、メーカー品 512MB で 25,000 円。高っ。しかも入手困難。
Google で探してみたら、600SC の新しい BIOS では PC-2100 non-ECC DIMM に対応しているはず、とのポストがあったが、DELL の BIOS Update ページには明記していない。古いチップセットなので仕方ないか。

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2004.01.18

東芝 Dynabook SS M200 Tablet PC

東芝 Dynabook SS M200 Tablet PC がかなり欲しいのだが、気になる点がいくつかあって注文まで至っていない。
米国版 には Blutooth が $50 でオプションなのに、国内にはオプション設定がない
②米国版では 802.11g のオプションがあるのに国内にはない
③米国版ではドックのオプションがあるが、国内では「1月中旬以降」と書いてある
Bluetooth については前に少し書いた がこれから徐々にブレークしていく感じがするので、USB ポートに出っ張りを挿すよりはノート PC に内蔵しておいて欲しいという感が強い。デスクトップなら USB に挿してもいいが、ノートだとそのうち壊しそうな気がする。
802.11g については Centrino ブランドにこだわっているのかもしれない。Intel のマーケティング戦略があたって、Centrino ブランドはノート PC 購入者がかなり気にするブランドとなった、という記事を読んだ記憶がある。802.11g の Intel チップも出荷された ようなので、ますます現時点で 802.11b だけで買う気にはなかなかなれない。この価格帯のノートだったら2~3年は使いたい。その頃には 802.11g の方がずっとメジャーになっているだろう。
Tablet PC は米国でそこそこの成功を収めたが国内ではまだまだと聞いている。そのために国内ではオプションが少ないのだろうが、現時点で Tablet PC を買うのは業務向けか、私のような新し物好きだけであろう。オプションがコスト的に難しいなら、ターゲットはそういうユーザーであることが見えているのだから、標準にして付けておいて欲しかった。
このまま待つか、米国版を買ってしまうか、諦めて買ってしまうか、、、悩ましいままもう2ヶ月も経っている。

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2004.01.14

Wrist.Net

SPOTというコード名でマイクロソフトが開発していた腕時計が米国では発売になった模様。FossilMSN Direct などにページができてる。早々と 基板の写真 まで公開。以前のニュース によればシチズンもパートナーに入っているので、日本でも出ないかなぁ。FM受信なので、ハードは作れても、コンテンツが難しそう。
知っている人が意外に少ないようだがこのSPOT、TinyCLRという.NET Frameworkの機能縮小版をそのまま実行するチップが乗っているという話。CLRというのは、Javaで言うVMのようなもの。なんだか面白げである。
Windows CE ベースの携帯電話 SmartPhone も日本ではちっとも出る気配がない。日本の独自仕様の多さと政官にがっちり守られた領域で売り込みに苦労しているのか。
絵文字などの日本独特の小技はもちろん日本の携帯の方が得意だが、Outlook ときれいに同期してくれて、ミーティング中は自動的にマナーモードになるなど、PC 中心の生活を送っている私にとってはかなり理想の携帯なんだけど、市場が見込めないのかなぁ。

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ソフトウェアRAIDのパフォーマンス

構築したファイルサーバー のソフトウェア RAID のパフォーマンスを HDBench で調べてみた。

ミラー Read: 57462 Write: 16587 Copy: 3840
RAID-5 Read: 83933 Write: 25005 Copy: 2704
ストライプ Read: 66149 Write: 36596 Copy: 4746
ミラーとRAID-5を比べて、ReadもWriteもRAID-5の方が速いのはよかった。RAID-5はパリティを計算するので書き込みが遅くなるが、複数ディスクにデータを分けて保存するのでその分速くなる。合計して速くなるのか遅くなるのかは構成などにもよるが、とりあえずこの構成であればミラーよりも速いらしい。ReadもWriteも速いのにCopyが遅いのはなぜ? という疑問が残るが、まあよしとしよう。ちなみに別のマシンになるので条件は異なってしまうが、ソフトウェアRAIDを組み込まない普通のIDEドライブでも計ってみた。
Read: 14245 Write: 15027 Copy: 3968
ソフトウェアRAIDは遅いと言われるがそれはハードウェアRAIDと比べた時の話であって、RAIDなしの構成よりはだいぶ速いのが分かる。ちなみにファイルサーバーなので、ネットワーク経由でも計測した。Giga Bits (1000M) Ethernetでハブ1台経由の構成。
Read: 52810 Write: 1290 Copy: 1044
書き込みとコピーはだいぶ遅いが、読み込みはローカル接続のIDEディスクよりも速い。100Mbps Ethernetの上限を超えて転送しているのが分かる。かなり満足。これでしばらくはディスク容量に悩まなくてすむだろう。

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.NET CF / Windows CEのパフォーマンス

「プログラマー」と言っているので、たまにはその話をしよう。
うちは .NET 系の仕事がほとんどだが、Pocket PC.NET Compact Framework という仕事が1件ある。Pocket PC / Windows CE の開発は、Visual Studio .NET 2003 と .NET Compact Framework がリリースされて大きく改善された。足りない部分もたくさんあるが、Windows 版と同じ Visual Studio .NET で、同じ言語で開発ができるメリットは大きい。Compact Framework 用に書いても少しコードを入れ替えるだけで PC で動作するので、ロジックの確認などは Pocket PC を使わなくてもできる。以前と比べて、開発効率は格段に上がった。
ただしパフォーマンスの問題は頭に入れておかなければならない。このソフトは座標計算とグラフィックスを多用するのだが、PC 上で動作を確認してから Pocket PC へコピーして実行したら、PC では 0.1~0.2秒で終わる画面描画に 50 秒ほどかかってしまった。ハングしたか、と思ってデバッガで見たら、ちゃんと走っているのだ。
多くの Pocket PC が利用する Intel ARM 系には浮動小数点プロセッサがない。割算命令もない。20 年ほど前の PC だと思えばいいだろうか。
早めに気が付いたので、浮動少数演算を固定少数演算に切り替え、設計を変えて割算を減らしたが、それでも10~20秒程度かかる。CPU は 400MHz で動作していると言っているが、400MHz の PC の CPU に比べ、メモリアクセスが遅く、またビデオも遅い。
最後には描画量そのものを減らし、スレッドを作って裏で描画をかけて体感速度を上げるなどの技巧を入れ、2~3秒まで持っていった。PC 用に作るよりもコードがずいぶん増えたが、こんな携帯デバイスでありながら、スレッドの API まで含めてきちんとそろっているあたりが Windows CE / .NET Compact Framework の利点ではある。
大変ではあったが、20 年ほど前の PC-9801F という 8MHz で動作する PC で CAD を作っていたころを思い出して、なんだか楽しくもあった。

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「スゴ録」無償交換

SONY「スゴ録」初期不良 でSONYサポートに連絡してから数日で連絡が入り、交換してくれた。電話では出張費用がかかるとのことだったが、初期不良だったせいか無料ですんだ。画面上にチャンネルを表示する時にG-Guideのロゴが一緒に表示されるが、これが黄色のものが前述の J-COM 対応済みのファームウェアだそうだ。
交換後二日たったが、特に問題は出ず、とりあえず一安心。機能は期待通り。操作系は速度も使いやすさもイマイチ。期待を越えて驚かせてくれる機能はいまだ見つからず。SONYのCDチェンジャー CDP-CX350 みたいにPS2キーボードをつなげられたらなぁ、とか思いながら、なんとかキーワードを再度すべて登録した。
使っていて気が付いたのは、キーワードにヒットした番組には重複表示がないので、「キーワードにヒットしているから録画してくれるな」と思っていると、別の番組を録っていたりすることがある。キーワード録画を楽しみたいなら Cocoon みたいなダブルチューナーは必須かも。
あと録画中は削除ができない。なぜ?! しかもメニューから項目が消えてしまうので、「あれ、削除ってここにあるんじゃなかったっけ?」と探しまくり、マニュアルまで見てやっと理解。これはわかりにくいだろうなぁ。録画中に削除ができないこと自身理解できないが、やむなくそうなったのであれば、グレーにするか、選んだらエラーを表示するかすることにして、メニューは残しておいてほしかった。
家電のUIのスタイルガイドみたいなものって、メーカーごとでも持っているんだろうか。特定の時点で使えないメニューは、なくなるのか、グレーになるのか、エラーを表示するのか、みたいな。
今の家電ってPC並みに複雑なのだから、UIの統一性はとても大事な気がする。統一性を崩した局所的な改善は一般に嫌われる。その部分だけを見れば改善かもしれないが、ユーザビリティをやってみればかなり明確に改悪であることが分かる。OK とキャンセルの場所を入れ替えたりラベルを変えるだけでも使いやすさはがくっと落ちる。Microsoft Wordの一番よい点は、と聞くと、操作がExcelに似ている点、と答える人がほんとうにいたりするのだ。
そういった部分こそ政府が主導を取ってもよい気がするが、でも政府が定めたりすると、よいUIとは別の理由で決定がなされたりして、とんでもないものになってしまう気もする。せめてメーカー内くらいだけでも統一してほしいですな。

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10万円で500GBファイルサーバー

500GBファイルサーバー計画 で購入した DELL PowerEdge 600SC が届いた。税込63,315円。ハードディスクが MAXTOR DiamondMax Plus9 6Y160L0 (160GB) x 4を購入して税込46,032円で、合計109,347円。Windows Server 2003のライセンスは別のPCで使っていたのを移動。

C: 10GB ミラー
D: 428GB RAID 5
E: 20GB ストライプ

で構成。2時間位かけてフォーマットがようやく7%終わったところ。
500GBにはちょっと足りないが、フォーマットが終わったらHD Benchで性能を測ってみたい。

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2004.01.10

家電 vs PC

家電 vs PC戦争が熱を帯びてきている。PC中心のネット家電、年内に日本展開 マイクロソフト などで報じられているが、ちょっと見方が違うのではないだろうか。
「日本勢はパソコンがなくても家電だけで用が足りる戦略を進めている」というが、その家電にはLinuxが入っていたりするのである。中身は一緒。
今日現在箱はずいぶん違う。家電は家電。PCはPC。でも Windows Media Center Extender の写真 とか、X-Box をクライアントにできる、とか考えると、同じような箱になっていくのはもう自明。
だからこれは「日本の家電メーカー対マイクロソフト」の図であって、数年前に騒がれた「家電対PC」ではないのだと思う。
いや、それもちょっと違うかも知れない。マイクロソフトはきっとハードウェアは出さないだろう。「Linuxをベースに個別独自開発を続ける日本の家電メーカー対マイクロソフトと提携する欧米・中国・韓国・台湾・他すべての家電メーカー」という図が正しいのかもしれない。この図で見るとずいぶん分が悪そうだ。SONYと松下が互換性を取らずに開発を続けていれば、それはNECと富士通それぞれの独自OSがMS-DOSを搭載した国外パソコンに負けていった図を連想してしまう。
誤解しないでほしいが、私はSONYの大ファンである。勝ち続けてほしい。しかしここのところ、日本政府を始めとして感情的なマイクロソフト除外運動が広がっていることには大きな懸念を持っている。総務省が特定OSを推すのは構わないが、その先にほんとうに日本メーカーの発展が広がるための戦略を持っているようには見えない。戦略があり、そこに勝機があり、だからLinuxならよいけれど、そうは見えないから心配だ。
東アジアで見れば、中国も感情で走る危険をはらんでいるが、台湾・韓国は冷静に戦略と勝機を見出すだろう。消費者が買うのはよい製品だ。中がマイクロソフトでもLinuxでもどちらでもよい。他国の製品に勝る製品を出すためのLinux戦略であれば諸手を挙げて賛成するが、少なくとも今日時点ではとてもそうは見えない。今日時点でそういった視点が見える話をしているのは、何度もリンクして恐縮だが SONY の久多良木氏 だけのように思える。
純国産を目指すのも結構だが、時代はボーダーレスの協業だと思う。最終的にSONYや松下のロゴが付いた家電が売れるかどうかが問題であって、中にマイクロソフトのコードが入っているかどうかは問題ではない。どちらにせよ、国外の部品だって使っているのだ。
と思うのだが、そういう意見ってあまり聞かないね。思っている人が少ないとは思えないのだけれど、言ってはいけない雰囲気なのかなぁ。

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Bluetoothってどうよ?

最近ちょっとほしいな、と思い始めているけど、日本のメーカーの製品は減ってきている感じ。ユーザーがほしいと思い始めるタイミングと、メーカーが普及すると思うタイミングにずれがある気がする。
少し前まではメーカー側が標準装備とかにしていて、ユーザーは「何に使うんだ?」という感じだった。そろそろヘッドセットとか、マウスとか、「あるといいかな」と思い始めてみたら、対応機種が減ってきている。調査したら「何に使うんだ?」とか言われて外し始めたのかもしれないけど、個人的にはそろそろほしくなってきた。
携帯で数機種対応していたのがあったけど、その後減る一方。今ちょっと注目している 東芝のタブレット PC Dynabook SS M200 では、海外モデルは $50 のオプション設定があるけど、日本ではオプションそのものがない模様。前のモデルは標準装備だった。
外でノートを使う時、ちょっとまじめにマウスを使うとなるとタッチパッドは使いづらい。Bluetoothマウスなら、かばんから出せば使えるなあ、と思ったらほしくなった。
携帯も、今年から来年当たりにBluetoothがヘッドセットとともに復活する、という記事をどこかで読んだ。ヨーロッパではずいぶん普及しているけど、なぜか日本のBluetooth携帯はヘッドセットに未対応。PCとつながるだけ。
Bluetoothのマウスとヘッドセットを買って、ヘッドセットはPCでも携帯でも。そんな生活がしたいなぁ、と思って、Dynabook M200の購入をちょっと見送っている。東芝さん、日本でもオプション設定してください。

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スゴ録とG-Guide

スゴ録の不満は番組表 と言っている方から初めてのトラックバックをいただいた。ふ~ん、トラックバックってこうやって動くのね。。。
閑話休題。激しく賛成。情報量が少ない。小さい画面の1/3くらいは広告だったりする。情報量が少ないので、スクロールやジャンルごと、チャンネルごとなどにいろいろ切り替えたくなるが、この動作がいちいち遅い。切り替えアニメーションとかが入る。翌日の番組表には、遅いスクロールで1行ずつ動かさないといけない。なんだかいかにも、デザイナーを入れて作ったけど、ユーザビリティどころか、開発した人が実際に使う期間もない状態で出荷しました、みたいな感じ。
数年前にはPCにもこんなソフトがあったよね~、みたいな。ってことは、同じ進化をこれからしていくとすると、数年後にはまともな家電になっているのかな。
なんだか最近こういう話って多くないか? という気がする。よい製品を作るという理由以外の理由で同じものを作り直して、そのためにすでに解決済みの問題を再度いちから解決していく。作る側は、他の問題を解決しているのでいいかもしれないけれど、使う側は進化が止まっている状態。最近はやりのオープンソースで同じような感じを受けているせいかもしれない。技術の進化の過程からすると、今は停滞期なのかな、と思う今日この頃。

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2004.01.09

SONY「スゴ録」初期不良?

SONY HDD/DVDレコーダー「スゴ録」RDR-HX10 について少し前に書いたが、なんだかさらに調子が悪くなってきた。一部の録画を再生すると、コマ落ち状態が発生するのである。
さすがに困ってSONYのサポートに電話したら、どうも初期不良の模様。交換してくれるという話になって、準備ができたら連絡してくれるとのこと。さらにその来てくれた人と雑談していたら、ケーブルテレビのJ-COM の信号が若干標準からずれているそうで録画すると画質が悪かったのだけれどそれが改善されているとの事。そうだよな、これだけ複雑でLinuxまで入っている機械なんだから、発売後のバグ修正もありだよな、とも思ったが、同時にPCならバグ修正は通常は無料のダウンロード。スゴ録だと、保証期間内なら出張料だけで交換してくれるみたいだけど、保証期間終わったら買い直し? と考えると、ちょっと家電を買うのが怖くなってくる。CocoonPSX みたいにネットワーク経由でのアップグレードに対応している機種じゃないともう買っちゃいけないのかもしれない。それって結局Windows Updateと同じ? と思うと、なんだかPC業界にいて、家電のすばらしさに畏敬の念を払っていた者としてはなんだか複雑な気分である。
「じゃあやっぱりPCの方がいいよ」と言いたくなるのをぐっとこらえて、前回も書いたが少なくとも 久多良木氏が今のLinux家電はだめだ、という感覚を持ってくれている模様 なので、もう少しすればほんとうにすばらしい家電製品が出てくるのかもしれない、とまた期待してみたい。
閑話休題。スゴ録に戻ると、交換機の準備に1週間くらいかかるとのこと。交換してくれたらまた書いてみる。

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2004.01.07

500GBファイルサーバー計画

SOHOのうちの会社では、古くなったPCにディスクを増設して作ったファイルサーバーがいくつかある。その残り容量が不足気味になってきたので、複数のファイルサーバーの管理の手間を軽減する意味も含めて1台のファイルサーバーに集約しよう、という計画が持ち上がった。
とは言え、SOHO。予算がたくさんあるわけではない。人数も少ないので、IDEのソフトウェアRAIDで組めば安いのではないかということで調査を開始した。
目指す容量は400~500GB。この容量になるとミラーリングはちょっとつらい。ミラーリングは倍の容量が必要になるので0.8~1TBのディスクが要る。できればRAID-5で組みたい。RAID-5は、3台以上のディスクを使って、その内の1台をパリティとして使うことで、n台だったら(n-1)台分の容量を確保しながら、1台までのディスク故障でも内容が保持される。400~500GBだったら、10GBをシステムに使うとして、

  • (160GB - 10GB) x (4 - 1) = 450GB
  • (250GB - 10GB) x (3 - 1) = 480GB

ちなみにWindowsのソフトウェアRAIDではシステムはRAID-5にできないので、それぞれのドライブから10GB引く必要がある。
通常のPCだとIDEは4台までだしHDDベイもせいぜい3台までだが、DELL PowerEdge 600SC は3チャンネル6台のIDEドライブが接続できて、HDDベイも4つある。最小構成ならOSなしで52,800円、Windows Server 2003を入れて137,800円。
メモリやHDDはDELLで買うよりバルクの方が安い。ASCII24 Akibaニュース によれば、160GBが15,000円を切っているみたいだから、4台買っても合計で20万円を切る。Windows Server 2003のライセンスを持っているなら、OSなしの構成で12万円。
Pentium 4をやめてCeleronにすればさらに安いようだが、あまり大きくは変わらないし、ソフトウェアRAIDを使うのでこの構成でいいかと思い始めている。ちなみに昔はファイルサーバーのCPUなんてなんでもいいと思っていたが、これが結構影響がある。もちろん、IDEでしかもソフトウェアRAIDだったら当たり前だけど、そうでなくても割りと影響がある。キャンペーン価格のせいもあるが、6,000円しか違わないならPentiumの方がいい。
とりあえずPowerEdge 600SCを注文。1~2週間で来るだろう。ミラーリングと比べてRAID-5がどれくらい速くなるか(一般にRAID-5はミラーリングよりも読み込みが速く、書き込みが遅いと言われる)、組みあがったら調べてみたい。

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2004.01.04

SONY HDD/DVDレコーダー「スゴ録」RDR-HX10

SONYのHDD/DVDレコーダー「スゴ録」RDR-HX10を買いました。久々に購入するAV家電だったのでかなり盛り上がったのですが、、、結論から言うとかなりがっかり。30点くらい。
実はこれの前にもHDDレコーダーを使っていました。SONYのVAIOでTV機能(Giga Pocket)の付いた最も安い機種をHDDレコーダー専用機として3年半ほど前に購入。14万くらいだったかな。ミニタワーだったのでHDDを増設して、ソフトは一切入れずにただただHDDレコーダーとして使っていました。TV出力も付いているので、アンプに通してTVとホームシアターに接続して、特にWindows XPにアップグレードした後はかなりの満足度で使っていました。
でもやはりPC。まず起動に4~5秒かかります。そして、半年に一度程度の割合でハングしています。どちらも致命的ではないのですが、やはり年に1, 2度でも録画予約をしておいたのに録っておいてくれないのは悲しい。そしてキーワード・ジャンルによる録画予約。次のF1レースの予定を調べて毎回予約するのはもう面倒。キーワード・ジャンルによる録画予約をなぜ多機種が対応しないのか分かりませんが、SONYしかない模様なので、機種も決定。予約して発売日に買ってきました。
まずキーワード・ジャンルによる予約録画は、これはもう広告どおり。「モータースポーツ」ジャンルを選んだだけで、年末のF1総集編もモトGP総集編もしっかり録画してくれました。しかし。
まず起動に10秒程度かかります。これはもう驚いたを超えてカルチャーショックでした。
数年前になりますが、PCが家電を駆逐するか、という話題がマスコミで盛り上がったことがあります。その時の大勢は「起動にあんなにかかって、ハングするような機械が家電になれるわけがない」という話でした。私はPC側の人間でしたので、苦い思いでそれを聞きながらも、同意せざるを得なかった。それは残念であると同時に、PCで作られた技術が家電化される時には、それはもうすばらしい機械になるのだろうと期待に胸を膨らませてもいたのです。その家電が、起動に10秒かかる、というのは…悲しい。そのような機械のファームを作った人間を非難するつもりはないし、技術者ですからその難しさは理解しているつもりではいますが、「家電でも10秒かかっても仕方ないや」と決まってしまったことがすごく悲しい。
しかも、買って来たその日、スゴ録はハングしてしまいました。電源ボタンを10秒押すとリセットになる、という、これまたPC的な操作をマニュアルから見つけましたが、5分も使っているとまたハング。明日サポートに電話しよう、と思っていたら、翌日には直っていた、という奇妙なところまでPCそのまま。これも悲しい。
私のいた会社は割とテスト基準が厳しめだったと思ってはいますが、それでも品質が足りない、という話を聞くことは多く、「こんな品質ではとても家電には追いつけるわけがないじゃないか」と言われたこともあります。技術者ですのでどう改良するか四苦八苦してきましたが、同時に家電の品質管理部門というのはいかにすごいことをしているのだろうと思ってきました。そんな、心の奥底で尊敬してきた彼らが「これでいいや」と思ってしまったのが悲しい。
日経エレクトロニクスに久多良木氏のインタビューがあり、Linuxでは家電的な製品が作れないと思ったことからPSXでは自社OSを選んだとの話。さらに今後のSONY製品では両方のOSを使い分けていくような話が掲載されていました。久多良木氏が今後SONYを、そして日本の家電業界を正しい方向へ導いてくれることを信じたい。
経産省が日本の家電の魂に米国OSを入れるな、とか言ってLinuxを推しているようですが、結果として出てくる家電がこれでは日本の家電の将来は暗いと思わざるを得ない。Windows XPの方がすばやく起動するし、安定もしている。Linuxにしたところで、日本の家電そのものが沈んでしまっては意味がないのでは、と心配になります。正直、VAIOからスゴ録にして満足しているのは画質とキーワード・ジャンル録画だけ。スゴ録を買ったらVAIOを引退させよう、という計画を見直して、VAIOももうしばらくうちで現役で働いてもらうことになりそうです。家電がこの品質を標準としてしまうなら、機能の高いPCの方がいい。
期待していたスゴ録についての初感がこんな風になってしまってとても悲しい。使っていったら意見が変わるかもしれません。しばらくブロッグのネタになりそうです。

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